
こんなお悩みを解決します
- 名前はよく聞くけど仕組みを知らない
- 仮想通貨の買い方を知りたい
- 仮想通貨と暗号資産の違いは何?
少し前まで仮想通貨は、投機の対象にるだけのものでしたが、急速なテクノロジーの進化によって、最近は実用的にいろいろなものに使われ始めています。
まだまだ仮想通貨にかかわる開発者は増え続けていますので、さらに日常生活でも使えるようになってくると思いますよ。
これからの時代の波に乗り遅れないためにも、仮想通貨についてわかりやすくお伝えしていきますね。
本記事の内容
- 仮想通貨とは何か
- 仮想通貨の仕組みや特徴
- 仮想通貨のメリット
- 仮想通貨のデメリット
- 現在、どこで使えるのか
- 仮想通貨の始め方
- 始めるにあたっての注意点
仮想通貨とは?
仮想通貨とは、インターネット上でセキュリティのために暗号化して取り引きを行う、デジタルまたは仮想の通貨のことです。
仮想通貨の誕生は2008年10月に「サトシ・ナカモト」という人物がネットで論文を公開したのがきっかけとなりました。論文の内容は「ブロックチェーン技術による中央管理者がいらない決済システム」というものでした。
サトシ・ナカモトは不明のまま、この論文に賛同した開発者たちによって仮想通貨は生まれました。一番最初に生まれたのがビットコインです。
2020年5月1日に金融庁により、仮想通貨の「通貨」という名称が日本円と間違われないように、正式名称が「暗号資産」に変更となりました。ですので、仮想通貨も暗号資産も同じ意味なんですね。

ではどのような構造になっているのか、仕組みや特徴なども見ていきましょう。
仮想通貨の仕組みや特徴

仮想通貨はネットワーク上のすべての取り引きを記録する「ブロックチェーン」という技術により分散化されているので、政府や銀行から管理されていません。
ブロックチェーンの技術とは
ブロックチェーンとは、ネットワーク上にあるデジタルの台帳に情報を記録する技術の一種のことで、すべての取り引きが記録されているんです。
取り引きの記録が各ブロックごとに構成されていて、そのブロックが時系列にチェーンのようにつながっているためブロックチェーンと呼ばれています。
ブロックチェーンでは、データを暗号化して保存しているため新しいブロックがチェーンに追加されると、あとから変更や削除ができなくなります。
万が一、改ざんしようとした場合、それ以降のすべてのブロックのデータも改ざんしないといけなくなるので、それは極めて困難なことから改ざんは難しいといわれているんですね。
銀行や政府が管理していない
現在のお金は、中央銀行や政府が発行・管理しています。日本なら日本銀行、アメリカならFRB(連邦準備理事会)です。
仮想通貨は、ブロックチェーンの技術により、銀行や政府のような中央集権型ではなく、お互いが取引履歴を記録して共有する分散型となっています。
ネット上に分散して記録
分散型とは、ネットワークに参加しているもの同士でお互いに取り引きに不正がないかを検証・承認しています。
これは、仲介者を必要とせずに取り引きができるので、少ないコストで効率を高めることができるんです。

銀行や政府が仲介してないのに、どうして不正がおきないの?
それは、ネットワークの参加者同士で「マイニング」ということを行っているからだよ。それでは、どのように管理しているのか見てみましょう。

マイニングとは
マイニングとは英語で「採掘」という意味で、取り引きのデータを検証し、間違いがなければ承認してブロックチェーンのブロックに記録を行う作業のことです。その報酬として仮想通貨を得ることができます。
この報酬をもらうために世界中の参加者たちはマイニングを行うのです。
このマイニングを行うネットワーク参加者のことを「マイナー」と呼んでいて、マイナーは誰でもなれることができます。
簡単に説明すると、コンピューターを使って、世界中の誰よりも早く計算して毎回くじ引きをしているようなイメージです。一番最初に正解となる「値」を見つけた人が報酬を受け取れます
計算方法と種類
仕組みとしては、間違えている人より正しい人の方が圧倒的に多いということを利用して不正を防ぐ方法で、「Proof of work」と呼ばれています。
承認のための計算方法は「コンセンサスアルゴリズム」と言って、他にも数種類あります。説明が長くなるのでここでは割愛しますが、主にこのProof of workの仕組みを使って承認しています。
マイニング報酬は2つ
一つは、取引する人たちからの手数料。もう一つはプログラムによって支払われる仕組みになっています。
しかし、大きなブームになったマイニングですが、マイニングするための機器を購入しないといけないし、それを動かす電気代も高くなっています。
大手企業も参入しているため、現在では個人で稼ぐのは難しくなっています。
仮想通貨の3つのメリット

銀行を通さずにスピード送金できる
日本人のほとんどは銀行口座を持っていますが、世界では持てない人がたくさんいます。特に新興国に多く、その理由は主に2つで、所得水準の低さと信用力の低さです。
世界銀行の調査によると、2017年時点で、世界で17億人の成人が銀行の口座(ネット銀行の口座を含む)を持っていない。世界の4人に1人は銀行口座を持っていないのである。
引用:野村総合研究所
銀行口座は持ってなくても、携帯電話はもっているので仮想通貨を個人同士で簡単に送金できてしまいます。
海外送金手数料が安い
海外への送金を銀行に依頼した場合、一般的には千円以上の手数料がかかります。さらに届くまでに2~3日、金融機関によっては1週間以上もかかってしまいます。
仮想通貨は安い通貨に換えて送金すると、1回数十円程度で送金できるんです。かかる時間も数分~数十分程度で送金が完了しますよ。
24時間365日取引可能
24時間365日いつでも取引できるので、とても便利です。
仮想通貨の3つのデメリット
メリットだけではなく、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
価格の変動が大きい
仮想通貨はまだ成長過程にあるので、ちょっとしたニュースで大きく上がったり、下がったりします。
多くの投資家も参加していますので、投機的な取引は控えたほうがよいでしょう。
詐欺が多い
偽物の仮想通貨取引所のホームページに移動させて、入力したパスワードを抜き取るフィッシング詐欺や、なりすましメールなどには気を付けてくださいね。
税金が高い
日本はまだ法整備が遅く、税金が高いんですよね。ようやく日本政府も税制改正に向けた議論を始めているので、早く変えてくれるといいですね。
投機対象から実用化へと進化している
開発者が増えてきているので、まだまだ進化している途中です。
実用化へと進化
- 決済
- NFT
- メタバース
- ブロックチェーンゲーム
- DeFi
- 資産運用
決済

仮想通貨が支払いとして使えるお店が、日本でも増えてきています。
現在では、ビックカメラやメガネスーパーなどの大手企業も導入しています。その他にも日本各地で200ヶ所のお店で使えますよ。※Bitcoin日本語情報サイトの調べ
ショッピングの他に、円やドルなどの法定通貨に換金もできますし、中央アフリカ共和国やエルサルバドルでは、ビットコインを国の法定通貨に採用しているんです。
NFT

近年、話題になっているNFT(Non Fungible Token)とは「代替不可能なトークン」という意味です。
かんたんに説明すると、例えば作者がSNSで画像やデータを投稿したとします。そうすると誰でもコピーできてしまって、いろんな人が持ててしまうので価値がありません。
NFTはブロックチェーンの技術を使って、証明書付きにしているので、唯一無二のデジタルデータになるんです。
作成や販売は誰でもできます。最近ではいろいろなNFTがでてきていて、高額で取引されているものもありますよ。
有名なものは「クリプトパンクス」といって、最高額が当時の価格で27億円で売買されました。びっくりしますよね。NFTは主に仮想通貨でやりとりされています。
NFTについて詳しく知りたい方は、こちらの「 NFTとは?初心者でも簡単にわかりやすく仕組みから買い方までを徹底解説! 」の記事をご覧ください。
メタバース
メタバースとは仮想空間の世界のこと。フェイスブックが社名を「Meta(メタ)」に変更したことでさらに注目されるようになりましたよね。
まだまだ開発の途中ではありますが、いろいろな企業などが取り組んでいます。
近い将来、仮想空間の中で日常生活を送る人の割合は増えていきそうですね。
ブロックチェーンゲーム

ブロックチェーンゲームとは、ブロックチェーンの技術を使ったゲームのことです。
ゲームの中で使用する通貨を仮想通貨にして、実際の法定通貨に交換することができます。
「ゲームして稼ぐ」だけにとどまらず、「動いて稼ぐ」「寝て稼ぐ」「ツイートして稼ぐ」など、様々なものに仮想通貨が使われているんです。
DeFi
DeFi(Decentralized Finance)とは日本語で「分散型金融」と言って、銀行などの金機関を通さずに、ブロックチェーンの技術を使った金融サービスです。
中央管理者が存在せずに、ユーザー同士で直接取引を行うので時間や手数料を削ることができます。
仮想通貨によっては、その仮想通貨をステーキングという仕組みで預けておくと、銀行より高い利回りを得ることもできます。
高いものだと20%を超える通貨も。ただし、価値がなくなったり、取り出せなくなったりと、リスクも同時に伴いますので、やるならよく調べてからするようにしてくださいね。
資産運用
ビットコインは「デジタルゴールド」と言われていて、今後、価値が高くなっていくと予想する人も多くいます。今のうちに購入しておくと値上がりする可能性はありますよ。
そして、取引所には暗号資産の貸し出しサービス(「レンディング」というサービス)があるので、ただ持っているだけでなく、取引所に貸し出しておけば金利がもらえてお得です。
しかし、逆に価値が下がってしまって、購入した金額の半値になることも当たり前のようにあるので、やるのであればしっかりとリスクを考えたうえで行ってくださいね。
仮想通貨(暗号資産)の買い方
STEP❶:取引所で口座を開設する
まずは、取引所で口座を開設しましょう。
まだ口座開設をしてない方は、暗号資産取引アプリのダウンロード数が、2019年から4年で国内No1のコインチェックで口座を開設しましょう。
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STEP❷:日本円を入金する
取引所に口座を開設したら、仮想通貨(暗号資産)を購入するために日本円を入金しましょう。
STEP❸:仮想通貨(暗号資産)を購入する
入金が終わったら、「販売所」か「取引所」のどちらかで仮想通貨(暗号資産)を購入します。
販売所と取引所の違い

販売所 | 取引所 | |
メリット | 売買がシンプルで簡単 | 手数料が安い |
デメリット | 手数料が高い | 希望の金額では不成立もある |
販売所も取引所もメリットとデメリットがあります。自分にあった所で購入しましょう。
ビットコインは時価総額1位
ビットコインは世界初の仮想通貨。デジタルゴールドとも呼ばれていて、1位の時価総額を誇ります。
発行枚数も2100万枚と上限がありますので、その希少性によりまだまだ価値が上がっていくだろうといわれているんです。
仮想通貨を買ったら長期保有がおすすめです。なぜなら、まだ法整備の途中なので、ちょっとしたニュースでも乱高下するからです。投資はじっくりと待つのが一番ですね。
毎月の積立

上手に買う方法として、「ドルコスト平均法」があります。定期的に同じ金額だけ買う方法です。
仮想通貨は価格の乱高下が激しいので、いつが安いのかわかりません。毎月決まった金額だけ買うようにすると購入値が平均になりますよ。
毎月の積立投資をしたい方は、こちらの コインチェック で月1万円から銀行引き落としができますよ。投資が苦手な人におすすめです。
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さらにコインチェックなら、電気やガスを支払うサービスもあります。
しかも、毎月支払った電気代の最大で7%、ガス代の最大で3%がビットコインとしてもらえます。
勝手にビットコインが貯まっていくので、投資が苦手な人は コインチェック が向いてますよ。
レンディングして金利をもらう
仮想通貨を買って長期保有するのであれば、仮想通貨を取引所に貸し出し(レンディング)て、金利をもらう方法もありますよ。
仮想通貨の金利は高めなので、上手に資産運用した方がいいですよね。ですが、当然リスクもあります。
預けた取引所が倒産したら、その仮想通貨は返ってこなくなります。現に何社か倒産しているところもあるんです。
取引所によって金利も変わってきますので、どこが一番いいのかリスクとリターンをよく考えて貸し出してくださいね。
ちなみに私は、ビットコインで年利8%もらえる「 BitLending(ビットレンディング)」に資産の一部を貸し出していますよ。
20万貸したら 16,000円もらえるので、ちょっとしたボーナス気分です。
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まとめ
まだまだ仮想通貨は発展途中なので、今後なにが新たな実用品として出てくるのか楽しみです。特に日本は法整備が遅いので早く整えてほしいものです。
時代は移りゆくものなので、時代を先取りしていってほしいと思います。
このサイト「CryptoStage(クリプトステージ)」は、今から来る「Web3」についての記事をたくさん書いていきますので、これからも応援よろしくお願いします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。